Theory Quadrantは、TQと呼称され、
あえて日本語表記なら、四象限理論です。
現在も継続して発展中で、最新版は TQ 3.0 Vortex です。

具体的には・・・

世界を構成する4つのエネルギーフィールドにおける
意識的な活動によって
螺旋(らせん)構造の意識を拡大し、
自己実現を加速させるための
フレームワーク

 ・・・と説明されています。

詳しくは、ここを参照してください。

さて、こっそり超☆解説に挑戦

1.色分けした四象限をイメージ

TQ色

これが基本です。
このため、四象限理論、英文でTheory Quadrantです。
同じ四象限を基本とした理論は、世の中に沢山あります。
4色カラーを使ったノウハウも伝統的に使われています。
次の書籍もその1つです。

「4つのエネルギーフィールド」は、この書籍に触発された表現でしょう。

2.各軸に世界観を置く

軸は、世界観を表す尺度です。横軸は、内面-外面です。縦軸は、個-集団です。

TQ軸

ご存知の皆様は、ケン・ウィルバーをイメージしましょう。

ジョハリの窓も想い出しましょう。

そして、TQでは、各象限面に次の意味が割り当てられます。

TQ象限

※天体設計図(後述)では「意識」「文化」「組織」「行動」で、
未来設計図系(後述)では「発想」「物語」「関係」「挑戦」です

3.窓を12個に区画分け

12区画に分けるのは、占星術・ホロスコープと対応させる為です。

TQ12窓

サインと対応させると、

TQサイン

ハウスと対応させると、

TQハウス

サインとハウスの解釈は、次の書籍が強烈です。

そしてTQでは、12の窓と呼称し、次の意味が割り当てられています。
TQの窓意味

4.天体設計図

天体設計図は、ホロスコープをTQ図にマップしたチャートです。
生体仕様(生誕時に授かった身体)におけるエネルギー貯蔵の許容量を算出します。

例えば、次のチャートです。

静観するフィクサー小

作成は、ここで行います。

左がサインに対応したエネルギー値、
右がハウスに対応したエネルギー値です。

この例では、エネルギー値の合計は次の通りで、

フィクサーエネルギー数値

次の分布になります。

フィクサー分布

生まれたときの惑星が、どの窓に入るかで、エネルギー値を算出しています。
惑星の解釈は一般的なホロスコープに準じて解釈します。

惑星

ヘッドホンの様なマークは、ドラゴンヘッドという、インド占星術で使われるシンボルです。
ホロスコープにおいて「太陽の軌道」と「月の軌道」の接点です。

ドラゴンヘッド

5.未来設計図

未来設計図は、12個の質問へ順番(渦型)に回答しながら、TQ図に未来をマップしていくチャートです。
各窓に蓄えられたエネルギーを、どのように活用するかを決めていきます。
エネルギー量の少ない場所は、そこのエネルギーが多い人と協力することを検討します。

例えば、次図のイメージです。螺旋階段を登るように、質問に回答していきます。

未来設計図階段

これがVortex(渦)の由来です。さらに続くイメージです。

未来設計図階段2

この梯子も渦になって繋がっていくイメージです。

6.TQの要訣は、エネルギー・ドライブ

天体設計図では、生誕時に授かった身体に貯蔵できるエネルギーの許容量が判ります。
未来設計図では、そのエネルギーを、どう活用していくかを考えていきます。

未来設計図の他に、組織設計図や世界設計図などもあります。

未来設計図は、未来を導くクリエーター向け、
組織設計図は、仲間を導くオリジネーター向け、
世界設計図は、時代を導くプロデューサー向け、
と云われています。

そして・・・

個人的に、もっとも興味を持って取り組んでいるのが、融合系です。

例えば、Business Model Canvasとの融合

次の本で紹介され、

多様な分野で使われ始めているBMCとの融合について、ちょっとだけご紹介します。
次のチャートの関係です。

TQ-BMC BMC-TQ

ビジネスモデルを創造する際にはエネルギーが必要です。そして、実現するにもエネルギーが必要です。
すべてのエネルギーが充実し万能な人ばかりでありません。
ご自身のエネルギー分布、そしてチーム組織のエネルギー分布、
それらのエネルギーのドライブ(運行)を上手く行うことで、BMCとTQの相乗効果が期待できます。

例えば、一部の皆様には、残念なお知らせです。
TQ天体設計図の真ん中のエネルギー値が低い皆様、ビジネスの本質であるVPに苦労します。
ご存知の皆様は、Golden Circleを連想してください。

次図のイメージです。
TQ-GCircle

そして、おそらく嬉しいお知らせです。
誰にでも、どんな人にも、エネルギー値の高い場所があります。
そこを最大限生かす工夫をしましょう。

例えば、フューチャーマッピング(全脳思考)(以下、FMと略)との融合

FMとTQは、微分の積分の関係(線と面)に似ている、と想像しています。
FMには時間軸があり、TQにはエネルギー指標があります。

TQの渦(Vortex)が螺旋(Helix)を描く時、
その螺旋に沿って進む軌跡を横から2次元で見ると、FMの曲線(Curve)になるイメージです。

FMを描きながら、エネルギー・ドライブを意識するには、コツがあるのです。
お作法通りにFMを描けば、ある程度の効果が望めます。
さらに、強かに活用するには、エネルギードライブが大切です。

例えば、TQ図の左2面にエネルギー量が多い人は、曲線下の物語で盛り上がり、曲線上の行動計画においても、その物語から抜け出せない傾向があります。逆に、右2面に強いエネルギー量では、物語がツマラナイor現実と同じ物語になる傾向があり、物語に関係なくキッチリとした計画を立てられます。そして、どのような場合においても、ご自身(またはチーム)のエネルギー分布を把握し活用することで、全体を通してエネルギー効率よく軽快に爽快に充実した行動計画へ繋げることが可能になります。

そこで、慣れていない場合、

  1. 天体設計図(エネルギー分布を知る)
  2. フューチャーマッピング(全脳思考)(利他→自分事)
  3. 未来設計図(超自分事)

の順番で馴染ませるのが良いと想像しています。

※例えば、時間やお金もエネルギーですから、
 エネルギーマネジメントこそが、
 タイムマネジメントやマネーマネジメントの本質です。